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政治家選出のしくみ [政治]

一昨日の記事で「永田町が機能していない」と書きましたが、悪者さがしをしてその迷走ぶりをこけ落としているばかりでなく、「どうしてこんな体たらくなのだろう?」考えてみる時に来ているように思います。

「○○がトップの座にいる限りは協力できない」と何でもかんでも反対と主張したり、「いやいやここは一致協力して大連立を」と声が上がったりするのはここ最近の現象ではなく、自民党政権の末期にもあったことだと思います。
これは「こうなるべくしてこうなっている」とぼくには思えます。

政治改革をお題目として、小選挙区制を導入して政権交代可能な2大政党が並立することを目指したわけですが、はたしてこれが良いしくみだったのでしょうか?
小政党にとって不利だとか死票が多くなるとか、そんな教科書に出ているような欠点を気にかけているわけではありません。
一本筋の通った対抗軸を明確にしたふたつの勢力があるならば、政権交代というものが意味を持つのでしょうが、今のわが国には根本的な考え方を曖昧にしたままのふたつの選挙互助会があるだけ。

浅くても広範囲に支持を集めなければ当選できないので、選挙公約とか言って当たり障りのないおいしそうな言葉を並べるけれども、いざ実行段階に至ると根っこで結びついた集団ではないので身内からも異論続出で現状維持を基本とした一部改変しか実行できません(民主党のことだけを指しているのではない)。
自分ならばこんなふうに変えたいというアイディアがあるわけではないため、問題点を示して具体的な変更を迫るのではなく「おまえじゃだめだからその場を去れ」と対立しているかのように振る舞うのと「みんなで仲良く手をつなぎましょ」と呼びかける光景が繰り返されるのではないでしょうか。

紅白に振り分けられた小学生が綱引きをしているようなもので、なおかつ小学生のような誠実さを持ち合わせていないので、突如リバーシブルの帽子を裏返して綱の反対側を引き始める人が続出することになります。

とにかく、誰か一人が退場すれば事態が好転するなどと期待するのはやめた方がいい。

では、昔のしくみが望ましいと思うのかと問われたら、今よりは少しはマシなのではないかと言うのがぼくには精一杯です。
この国民にしてこの政治ありと強く意識して、物言わぬ民であってはならないと努力することが大切なのではないかと思います。


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節電効果 [社会]

わが家の使用電力量は、5, 6月とも前年同月比で約24%減。
個人の家の場合は、どのくらい外出していたかとかどのくらい夜更かししていたかによって変動も大きいでしょうが、とにかく少なくなっています。
支払う料金も少なくなってこちらの財布は大助かりだけれども、これが電力会社の最も望まないところなのでしょうね。ピークの時間を外しつつ深夜・早朝に湯水のように使って欲しいのでしょうが、そういうリズムで暮らすわけにもいきません。

今の季節において夜の時間帯に電力使用を抑えても、課題となっていることの解決にはほとんど役立たないのは理解できましたが、いったん気にし始めた行動はそのまま続いています。
わが家で効果が大きいのはやはりテレビと照明でしょうか。
政治が何をやるかではなく誰がやるかということばかりを張り切ってしゃべるニュースが始まったら即座にテレビから離れて、小さな明かりの下で机に向かって文字を読んだり、こうしてパソコンを使ったりしています。
(ほんとに資源の無駄使いだよ。永田町が機能しないことはすでにわかっているから、今のような状態について長々と解説を聞かされても何の参考にもなりません。政治が何かやる気になるまで「今日も何も決まりませんでした」と一言教えてくれるだけで十分です。)

問題は今の行動を、「がんばって節電している」と意識するか「こんな暮らし方でも困らない」と考えるかでしょう。
前者なら無理と我慢を重ねたスタイルを続けるのに疲れて、1日でも早く発電所を以前のように稼働させてくれと望むことになるのでしょう。
後者のように考えて、さらに広い範囲で細かくライフスタイルを見直す意識が問われているのだと思います。


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安全確認とは何か? [政治]

経済産業大臣が原発の再稼働を促しているらしい。 

原発事故:定検で停止中の原発、政府が再稼働促す

 海江田万里経済産業相は18日、東京電力福島第1原発事故のような設計基準を上回るシビアアクシデント(過酷事故)対策について、各原発への立ち入り検査などを実施した結果、「水素爆発などへの措置は適切に実施されている」と評価した結果を公表した。海江田経産相は「これにより、運転停止中の原発についても再稼働は可能」との見解を示した。しかし、原発立地の自治体では慎重姿勢が強く、定期検査などで停止している原発の再稼働までには時間がかかる見通しだ。海江田経産相は結果の説明と再稼働要請のため、来週末にも立地自治体を訪問する方針を明らかにした。
                                            (以下略)

毎日新聞(6/18)

このことについて総理大臣も安全が確認できたと考えているらしい。

原発: 菅首相「安全性が確認されたものは稼働」

 菅直人首相は19日、停止中の原発の再稼働を地元自治体に要請する方針を海江田万里経済産業相が表明したことについて「私もまったく同じだ。すべての原発を停止するとは言ってない。(政府が停止要請した中部電力)浜岡(原発)は例外的で特別な事情があるが、他の安全性が確認されたものは稼働していく」と述べた。インターネットを通じた国民との自然エネルギーに関する「オープン対話」の際に語った。【高橋恵子】

毎日新聞(6/19)

経産省が発表した確認結果というのは次のとおり。
     →  経産省 原子力安全・保安院 原子力発電検査課

これを読んでみると、『安全』の中身が根底から変質してしまったのだなと感じます。

取り上げられている『確認事項』は…
(1)中央制御室の作業環境の確保
(2)緊急時における発電所構内通信手段の確保
(3)高線量対応防護服等の資機材の確保及び放射線管理のための体制の整備
(4)水素爆発防止対策
(5)がれき撤去用の重機の配備
の5項目を検査したのだそうです。
いずれも放射性物質の漏出防止という根幹にかかわる対策ではなく、さほど高いハードルとは思えません。

(4)の水素爆発対策なんて、素人目にもお粗末すぎて笑い話かと思えてしまいます。
水素が発生するということは、燃料棒が熱で溶けた結果だとの解説を何度も聞きました。その水素が格納容器の外に漏れる時には放射性物質も一緒に漏れ出ると考えるのが普通だし、実際に福島の事故で見たとおりです。その対策として建屋の天井にドリルで穴を開けるから大丈夫と判断しているわけです。放射性物質がダダ漏れになるけれども水素が爆発する可能性は低減できるから安全だと言っています。
(別紙1)と記されている箇所を読んでみると、電力会社は平成24年度内に建屋頂部へのベント装置設置予定と回答しています。これはフィルターを通すなどして放射性物質を極力補足して水素だけを外に放出するための装置なのだろうと思います。『原子力安全』を謳う人たちであるならば、放射能漏洩を最小にしながら水素を排除できる対策が済むまで満足できないはずです。
「原子力・産業保安院」(英語表記を再度日本語に戻すとこの表現の方が適切です、無理矢理『原子力安全』の文字を持ち込む必要はない)の職員の方たちは、誇りを持って仕事を進めているでしょうか?

福島の事故以前は「放射性物質が発電所の外に漏れ出ることはないから大丈夫」と言っていたものが、
「高線量の放射線環境下でも作業する準備がある」
「放射性物質がダダ漏れになっても水素爆発だけは防いで、ショッキングな映像が放映されたりしない」
だから安全性が確認できたと首相が発言するようになりました。

福島の事故を踏まえた対策と言っているけれども、そもそも事故の調査は始まったばかりです。津波で非常用発電機が水没する以前に放射線量が上昇していたという報道もありました。何が起こったのかがはっきりしていないのに、はっきりしていないものを踏まえた対策は進み安全を確認したのだそうです。

この人たちが唱える『安全』に納得することになるのでしょうか?


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