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パブリックコメント-動員される世論らしきもの(下) [社会]

前の記事で役人側の勘違いを書きましたが、市民の方にも勘違いがあります。

パブリックコメントという仕組みがあります。
総務省のHPによるとその目的は…

パブリックコメントは、国の行政機関が政令や省令等を定めようとする際に、事前に、広く一般から意見を募り、その意見を考慮することにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることを目的としています。

と記載されています。また、国だけでなく地方自治体でも行われている制度です。

これは、命令等の文案について具体的な修正や補強の意見を求めるもので、決して人気投票ではありません。
Aという意見が30%、相対するBという意見が45%集まったからB案の命令を制定するというような集約をしてはいけないのです。
そりゃそうでしょう、こんな手法で「何が多数意見か」などと決めつけていいはずがありません。

ところが、しばしばパブリックコメントに対して勘違いした動員の呼びかけがわき起こります。
現在は『動物取扱業の適正化について(案)』への集中攻撃が進行中です。パブリックコメントとブログ検索をしてみると、雨後の竹の子のようにヒットします。

「見本文案のコピー&ペーストでよいので、あなたの意見を環境省に送ってください」と呼びかけられています。
パブリックコメントの結果も公示されていますからそれを1件でも精読してみるとわかるはずなのですが、何千通と同一文面の意見が投じられたとしても、それは1種類の意見として集約されるのです。
市民の力で役所の命令等を変えさせようとするならば、議員の尻をぴっぱたいたり署名を集めたりすることになるのでしょう。

だいたい、他人の文章を丸写しして自分の意見だと言い張ることに抵抗感がないのはどういうことなのでしょうか。
「これが正解ですよ。余計なことを考えずにノートに書き写して暗記しなさい」という訓練を長く続けて大人になる日本人の特質なのでしょうか。


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