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地方の医療をどうするつもり? [社会]

ここにきて柳沢厚労相の不信任案提出の動きと報道されています。
疑問を差しはさむ余地のない不適切な発言だとは思いますが、政界での動きは少しずれているような気がします。
問題の本質とは無関係なはずの地方自治体の選挙と絡めて論じられたりしていて、柳沢大臣が辞任するか否かによって、厚生労働政策になにがしかの変化が生じるとは思えないのです。

大臣の発言があった同じ時期に、北海道釧路市のある病院で、医師を派遣している大学医局の方針変更により医師が引き上げられるため小児科と産婦人科が閉鎖されるというアナウンスがありました。釧路には他にも複数の総合病院があるので遠く離れた所までの通院を強いられるということにはならないと思います。しかし最東端の根室市では、昨年から出産できる病院が無くなり、分娩を控えた人は産気づいてから車で2時間ほどの釧路の病院に駆け込むわけにはいかないという訳で、親戚や知人を頼って病院の近くで暮らすようにしているということです。奥さんの実家に身を寄せることができる場合はまだ気が楽でしょうが、そうでない場合はやはり心理的にも物理的にも負担が大きいのではないでしょうか。
このような経験をした人が積極的に次の妊娠を望むでしょうか?
北海道では以前から、地元で安心して出産を迎えられないという町が多くあり、私が十数年前に住んでいた十勝地方の町でも、最寄りの産婦人科は2つ隣の町にあるという状態でした。これが比較的大きな市町村でも表面化してきています。このような状況をいつまでも放置するとするならば、子供は産むな・育てるな、それがイヤなら地方に住むなと言っているようなものだと思うのです。

加えて最近では、医師が確保できないために内科を閉鎖するという話があちこちで出てきています。
これらは研修医制度をはじめとする、国の政策の歪みから生じてしまった現象です。
このような課題を正面から取り上げて有効な対策を打ち出すことなく、論争を続けているかのように装っている議員さんたちに選挙民の共感が集まるとは思えません。


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