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北東アジアの秩序

9日に北朝鮮政府が「核実験を行った」と宣言する事態となってしまいました。ヒロシマ・ナガサキの目と鼻の先でこんな暴挙に及ぶとは、徹底した非難にさらされなければならないと思うのです。

ただ、怒ってばかりもいられない。冷静に考えなければ...

わが国の政府はこういう時すぐに「米国政府と協議して」と切り出します。明らかにバランスが悪い。
「アルコール中毒の人間が、一口の酒を口にした若者の素行を問題視しているようだ」と表現する人がいましたが、興味深い表現です。

この際、6カ国協議を行っているメンバー全てが、「こんな狭い地域で火遊びしても何も得るものはないから、(核は無論のこと)一切の軍事行為は行わない」と確認し合う方向に進めないものかと思います。

北米や欧州の諸国は北朝鮮によって攻撃される可能性を深刻にとらえているわけではありません。距離的な隔たりからして、当然のことでしょう。
CNNやBBCを見ていると、核実験宣言直後から語られていたのは、
(1)北朝鮮が核兵器を(中東の)他国や国ではない組織に渡してしまうのではないか
(2)日本や韓国も加わって核軍備競争が始まるのではないか
という2点です。
「以前、安倍首相は日本の核保有について肯定的意見を表明したことがある」とのレポートも放送されています。

シーファー駐日大使をはじめとした米国高官は、「米国は日本・韓国の安全を守る」と発言していますが、これは日本に親切で暖かい言葉をかけてくれたのではなく、「この地域の秩序は米国が制御するのだから、日韓が独自に核武装するなどという勝手は許さない」という強いメッセージと受け取るべきです。

安倍首相は韓国滞在中に打合せが不十分だったためか、「北東アジアの安全保障環境を大きく変容させ、より危険な新しい核の時代に入ることになる」と口走ってしまいましたが、その後米国の意思を思い知らされたのでしょうか、日本政府は勢いに任せた対応を抑えているように見えます。

目的は、北朝鮮の体制打倒ではなく、核を放棄させることだということを再確認すべきです。体制を打倒すれば全てが丸く収まるとの確信はありません。あの国の体制が崩れかける時に何が起きるか予測するのは難しく、大きな混乱を招くかもしれません。先々を見据えた対応が必要です。


と書いたところでBBCニュースを見ると、火を噴くビルの映像が延々と生中継されており小型飛行機が衝突したとレポートされています。2名死亡との報告があります。ぶつかったのがヘリコプターか固定翼機かもはっきりせず、まだ情報が錯綜しているようですが心配です...


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angus

kaz-iさん、toyoichiさん、nice! ありがとうございます。
お二方とも、長崎に関わりのある方のようですね。
日本の北東端からの意見に南の方から賛意が得られてうれしく思います。もっと色々な地域の方々と、かみ合った議論が交わせるようがんばりましょう。
(ぼくの住むあたりではもう、朝晩はストーブが必要です)
by angus (2006-10-13 21:25) 

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